これは以前からよくいただくご質問で、さらに旧サイトでは一番の人気コンテンツでしたので、改めてまとめてみました。
 
一都三県の首都圏エリアで、アンテナ工事を行うと一体いくらぐらいかかるのでしょうか?
念願の一戸建てを手にしても、アンテナ工事なんてそうそう何度も頼んだ経験なんてないものですから、工事金額の相場なんてものもよくわからない、そういう方が多いのではないでしょうか?
また、どこに頼めばいいのだろうという疑問に関しましても、別コラムにて特集したいと思います。
今回は金額のお話です。
 
まず最初に、テレビを見るにはいくつか方法があるというのは皆さんよく御存じだと思います。
  1. アンテナを設置する
  2. CATV(ケーブルテレビ)に加入する
  3. 光回線を使って視聴する
  4. 地上波とは別に衛星放送をパラボラアンテナで視聴する
現在のところ以上が主な視聴方法となっています。
 
弊社で行っているのは上記1番の「アンテナ設置工事」となりますので、そこを中心としたお話になりますが、できるだけ客観的に公平に解説したいと思います。
 
まずアンテナを設置する場合、どこに頼んだかでその料金は変わってきます。
別コラムでも解説しますが、依頼先の選択肢を以下のように設定しました。
  1. 家電量販店
  2. 街の電気屋さん
  3. アンテナ専門業者
  4. インターネットで検索上位に表示されたところ
  5. インターネット検索で広告が上位に表示されたところ
  6. ハウスメーカー
  7. ホームセンター
  8. 自分自身
 
1.家電量販店
家電量販店で最大手と言えば、今はヤマダ電機ですね。
店頭とはまた少し扱いが違うかもしれませんが、現在ヤマダ電機WEB.COMではアンテナ工事料金が公開されています。
そちらを参考に工事料金を計算してみましょう。
※今回は2012年9月16日現在の公開金額を基に計算しています。(消費税5%込)
屋根上または壁面に設置し、支線ワイヤー等でしっかり固定いたします。電波状況により、ブースター取付(別途有料)をさせて頂く場合がございます。地上波デジタル放送をご利用されるお客様はこちらを選択ください。
▼工事内容
サイドベース使用(14素子) 15,750円(税込)程度
サイドベース使用(20素子) 17,850円(税込)程度
屋根上(14素子) 21,000円(税込)程度
屋根上(20素子) 23,100円(税込)程度
 
※UHFアンテナ本体、サイドベース金具(屋根上取付の場合屋根馬金具)、1.2mマスト、F型接線等の部材が含まれます。同軸ケーブル(15m・露出)まで無料です。ブースター工事や分配・混合工事等は別途になります。
現地にてご相談させていただきますが、下記に該当する追加工事が発生しそうな場合は、こちらをお申込み下さい。また、アンテナ工事が伴わない下記工事のみご依頼の場合は、別途出張料2,100円(税込)が必要となります。
 
▼工事内容
ブースター工事 15,750円~42,000円(税込)程度 ※受電が弱い地域で使用します。
わかりやすいんだかわかりにくいんだか何とも言えない工事料金ですが、アンテナ工事とブースター工事しか工事金額はかからないのでしょうか?
アンテナ工事のページがいささか古いようで、VHF工事が載っていたりするものですから、店舗で受けた時の金額とは差があるかもしれません。またブースター工事の幅があるのはおそらくアナログ専用ブースターと地デジ専用、地デジ+アナログ、それら+BSなどとすべての種類を勘案したものだと思われます。
またアンテナ設置時のマストは1.2mとなっていることと、料金全てに「程度」と言う言葉が入っているところに注意です。
一般的な組み合わせでできたと考えると、23,100+15,750=38,850円ということになるのでしょうか。
念のため電話で問い合わせてみることにしました。※2012年1月
とりあえず電話で問い合わせてみた結果では少しインターネット上から受ける印象とは違った答えが返ってきました。この記事を読んでいただいている方に誤解を与えないように、注意深く質問して返ってきた答えは以下の通りです。
  • ウェブショップ上ではアンテナ工事のみの受付はできない。
  • アンテナ工事をウェブショップ上から注文する場合はアンテナを購入する必要がある。
  • そのうえで工事の方が有料(3,150円)で取付可能かどうかの見積もりに来る。
  • 商品が未開封であれば、アンテナ設置不可能だった場合にアンテナを返品することが可能。
  • ブースターの金額については種類もあり、現場で確認しないと何とも言えない。※
※標準的な地デジのブースターの金額はいくらですか?との質問の答え。
返品に関しての細かい規定は訊き忘れてしまいました。
おそらく実店舗での工事見積もりの場合は、事前にアンテナを購入しないといけないということはないと思われますが、なんとも特徴的な工事の流れだという印象を受けました。
 
また今春にコジマを買収し、合計では業界2位となったビックカメラはどうでしょう。
実はビックカメラは以前買収したソフマップと共通の工事料金表をインターネット上で公開しています。
これもVHFアンテナの工事料金が載っていることから、比較的古い料金表であるとは思いますが、細かく公開されているのは親切ですね。
ビックカメラ・ソフマップ アンテナ工事料金表
基本条件としてUHF20素子+ブースター工事で計算してみます。
UHF20素子 17,850円
UHFブースター(部材込・新規同時工事) 24,150円~
またどの程度の作業を指しているのかはわかりませんが、天井裏配線 8,400円~という項目がありますね。
ブースターの電源ユニットを天井裏に取り付ける作業がこの天井裏配線に該当するのかどうかはわかりませんが、これを除いた場合で工事料金は42,000円~となっています。
UHFブースターにもいろいろと種類がありますので、その強さなどによってはもう少し金額が上がるということでしょうか。
最低料金のブースターがどんなものなのかはわかりませんが、一般的には33dB前後の利得アップのものを使っているのではないかと思います。
ただしこれは特にビックカメラで決めているものではありませんので、担当になった業者次第と言うことも言えるでしょう。
またどうなった場合に追加料金がかかるのかがわかりづらいのがネックですね。
 
ちなみにビックカメラに買収されたコジマではまた別の料金体系になっています。
料金体系はわかるのですが、ネット上で公開した資料が見当たらなかった為公開は差し控えさせていただきます。
 
少し前まで業界2位だったエディオングループはネット上で金額を確かめるのが難しかったのですが、ケーズデンキ(ケーズホールディングス)のアンテナ工事料金はこうなっていました
地上デジタル放送対応UHFアンテナ工事
屋根上取付工事 19,950円(税込)~
ブースター工事 13,650円(税込)~
合計金額 33,600円~ 一見安そうですが、アンテナのスペックなどが書かれていないので、おそらくは14素子タイプの金額だと思われます(それ以下のアンテナもありますが、それを表示しているとは業界の基準としては考えにくい)。20素子タイプのアンテナになるともう少し金額が上がってきそうですね。
いずれも事前見積もりは3,150円となっていますね。
 
2.街の電気屋さん
これはかなり幅があるので一概には言えませんが、弊社に寄せられたお客様の声を聴く限り、全体的に高めであることが多いようです。
もちろんお店によってかなりの差があるのですが、以前実際に聞いた例で印象に残っているのは「地デジ工事一式10万円」と言ったものでした。
特に明細を教えてもらうこともかなわず、どういう基準でこの金額になったのかがよくわからないそうです。もともとはもっと高かった金額を、キリのいい数字に値引した結果がこうだったようです。
他にも同様の事例を聞きましたが、中には領収書も発行されなかった事例もありました。
また、同様に「値引きをして8万円」という見積もり(電波調査は行っていないようでした)を聞いた方が、その電気屋さんをキャンセルして弊社にご依頼されたケースもありました。
弊社では41,000円の工事で終了しています。
きっちりと細かい明細を出してもらえる場合もありますが、中には項目が二桁に上り、なんだかんだで高額になっているというケースも聞きます。
また逆のケースもありました。
弊社では相見積もりも歓迎しておりますが、それは値引き合戦をしますよと言う意味合いではありません。
よりお客様の不安を取り除き、適正な価格の工事を行うためのものです。
ですが、「近所の電気屋さんでは18,000円って言われたから、その金額でやってください」と言われたことがあります。
実際に調査し、工事金額を見積もったところ41,000円でした。正直にお伝えしたところ、お断りになるかと思いましたがそのまま施工のご依頼をいただき、無事工事が完了しました。
18,000円の見積もりがどの程度きちんと調査をされたのか、どういう工事その金額が算定されたのかはわかりませんでしたが、弊社と同等の工事をその金額で請け負うのは現実的ではないと思います。
工事終了後のアフターサポートでしたり、工事自体の質を考えると成り立たない金額だからです。
このようにお値段も幅がありますが、街の電気屋さんがどのぐらいの規模でやってらっしゃるかによって、工事に得手不得手が有ったり在庫している材料に違いがあったりすると思います。
そのあたりをうまく見極めることができれば、近所にある街の電気屋さんは心強い存在となるかもしれませんね。
弊社もある意味街の電気屋さんとして頼りにしていただいていることもあります。
 
3.アンテナ専門業者
アンテナ専門業者さんでインターネットで宣伝していないところはまずないでしょうから、インターネットで検索してみました。
「アンテナ工事 料金」で検索して上位に出てきたところでは、このように書かれていました。
※2012年9月16日現在の弊社調査結果による。
「アンテナ工事 料金」で検索
UHFアンテナお得プラン 34,000円~ さらに値引き
ブースター工事 28,000円
合計金額62,000円~(さらに値引き?)
関西の会社さんだったので、対面で値引きが行われる前提の工事価格なのかもしれませんが、これ以上の金額になるのか、さらに安くなるのか、全く見当がつきませんね。
工事金額としてはやや高めでしょうか。
またステンレスワイヤーが別料金で設定されていましたので、標準工事は鉄線(カラーバインド)のようですね。
最近はステンレスワイヤーが主流となってきていて、ステンレスワイヤーでやらないところは手抜きだと言われることもありますが、きちんとした施工をすればカラーバインドでも十分な強度、耐用年数(5~7年)が確保できます。
実際に弊社が総務省のアナアナ変換工事(地デジ電波発信前にアナログ周波数帯域変更のために行ったアンテナ工事)を行った際は、材料はすべて支給品でしたが支線はステンレスではなくカラーバインドでした。
また同会社ではやはりフラットアンテナを強くお勧めしていました。
スカイウォーリー工事 56,000円
※ネジ等の防水加工は別途3,000円
防水加工は基本的にすべきであるとは思いますが、不要な方に対しては金額が安くなるという意味ではこのような料金設定も悪くないのかもしれません。
ただし若干高めの印象がありますね。ブースターも必要になってくるとは思うのですが、おそらくこの工事金額には含まれていないのだと思います。
驚いたのは、「前日のキャンセルで1万円、当日の工事キャンセルの場合はキャンセル料として半額いただきます。」と言うこと。
地域的なものなのでしょうか。それにしても現地見積もりで6万円と提示されて、高いと思っても3万円のキャンセル料を払うことを考えればキャンセルできませんよね。
比較的標準~高めのところが最初に見つかりましたが、専門業者ではもっと安く設定しているように思えます。
 
格安!とうたっている会社さんも検索上位に出てきました。
「地上デジタル」 アンテナ単独取付け工事(アンテナ本体込) 16,800円
ブースター機器・取付 17,850円
以上合計だと 34,650円となります。
少し気になるのは、トップページの工事料金の表示で
※上記料金にブースター(増幅器)設置工事及び既存宅内配線設備のチェック・調整・映像確認は含まれておりません。
これは基本工事料金16,800円の下にあった注意書きですが、こういう部分も確認しておくべきポイントだと思います。
また2年間の倒壊補償がついてくるようです。
なお使用しているアンテナは株式会社ミニー社製のもののようです。
アンテナのメーカーにこだわりがある方は、こういう情報が提示されているのもチェックポイントですね。
 
4.インターネットで検索上位に表示されたところ
一例としてこういうものがありました。
アンテナ工事一式(ブースター含む) 58,000円
スペックを見ると長持ちするアンテナを設置するという意識が感じられます。
エリア内であれば見積もりも無料で行ってくれるようです。
ただし会社概要を見るといつごろからある会社さんなのか、何の許可を持っているかがわかりにくいですね。
 
その他にはどうでしょうか。
地上デジタル屋根取付 29,800円
地デジブースター工事 20,000円
合計49,800円
かなりこだわりのある会社さんの様で、しっかりとした工事に自信があるようです。
業界として最低限ではなくこだわりの付加サービスがあるように見受けられます。
ただし料金表ではあまりピンときませんが、気になったのは以下の点でした。
急傾斜屋根作業費 3寸勾配以上 2,5000~
これが誤表記でないとすれば、おそらくかなり多くのご家庭でこの追加工事料金は発生してくると思われます。
※3寸勾配とは・・・10寸の距離で3寸高さが変わる勾配、数学的に表すとtanθ=3/10
弊社でも急勾配作業と言うものがありますが、弊社で定義する急勾配は6寸勾配以上です。また料金設定もここまで高くは設定しておりません。
結局標準的な屋根(5寸勾配程度)で20素子アンテナ+ブースターをつけた場合は・・・
74,800円~と言うことになりそうです。
 
また中には複数のサイトを運営されている会社さんもあります。
不思議なことにそのサイトによって工事金額が変わるようなのですが、担当される方は同じようです。材料が違うのかと言うとそれも明確な区別はないようです。
工事価格は19,950円~となっておりますが、具体的な料金表はないようです。
ブースター料金等が非公開なのが気になりますが、ご検討される際は一度電話かメールにてお問い合わせされるといいでしょう。
工事の金額については同業界と言うこともあり、こちらの会社さんの実情は知っているのですが、ほぼ標準的な金額だと思います。
料金表をきちんと掲示してもいいと思うのですが、いろいろ考えた結果掲示されていないのでしょう。
ただ19,950円~とだけの表示なので、実際の工事金額(ブースター込の金額)を提示すると大概驚かれるようです。
できれば現場に行く前にお客様には大まかな金額イメージをつかんでいただいた方がいいと思うのですが、方針の違いでしょうね。
 
5.インターネット検索で広告が上位に表示されたところ
最近では地デジアンテナ工事9,800円!という宣伝も見かけますね。
工事内容を見てみましょう。
どうやら既設のアンテナに14素子のUHFアンテナを抱き合わせる工事が9,800円のようですね。もちろんブースター等を使うと別料金です。
他にも何社か同様の宣伝をしていましたが、他は同じ会社のサイトにも関わらず見るページによって工事料金が違っていたので現在はどの価格なのかわかりませんでした。
共通していたのは所在地が地図で見ると会社に見えなかったり、許可の表示がされていなかったのでもしかしたら無許可で仕事をやっているのかもしれないという懸念がありました。アンテナ工事と同時にブースター電源を作る必要があった場合などに電気工事が必要となりますが、電気工事業許可については一切触れていないのです。
※アンテナ工事に伴い電気工事を行う場合などは個人事業主であったとしても電気工事業許可が必要です。
金額が安いことばかりを強調して、どんな材料を使っているとか、どういう施工をしているのか、またちゃんとした許可申請を行っている会社なのか(そもそも会社なのか)と言うことを公開していないのは、金額以前にリスキーな気がしてなりません。
また「先着○○名」と言う表記がずっとあるのは、まだその人数に達していないのか、結局いつもその表記なのか、どうなのでしょうか。
 
もちろん宣伝をかけている会社が悪いとか胡散臭いということは全くありません。弊社でも有料媒体で宣伝をすることもまれにありますので。それぞれの会社さんが何を強調しているのか、なにがセールスポイントなのかを見極め、逆に触れられていない部分を他社と比べるという方法が良いかもしれません。
 
6.ハウスメーカー
これも場合によるのですが、つい最近お客様からこんな意見をいただきました。
新築物件でハウスメーカーにも見積もりを出してもらったが、おたくと比べると金額が倍ぐらいかかる。おたくはそんな金額で工事をして、信頼できる会社なのだろうか
これは正直言って驚いたのですが、当社の工事金額は業界最安値ではありません。
20年以上にわたり工事を行ってきた経緯で、その時代に合わせた適正価格での提供を心がけているつもりです。
ハウスメーカーさんによってはこの一件のように倍近くかかる場合もあれば、そうでない場合もあります。
 
安いケースと言うのはなかなか聞かないのですが、例えば当社も某有名ハウスメーカーさんより依頼(紹介)をいただきます。
その際にハウスメーカー様にはお客様への請求額に上乗せをしないでくださいとお話をしています。もちろんインセンティブは発生していますが、お客様に高額負担をしていただくのは当社の方針ではないのでインセンティブは当社負担として行っています。かといってクオリティも下げることなく通常通りとさせていただいています。
他にも同様にハウスメーカーさんとタッグを組んでいるアンテナ工事会社もあるかもしれませんので、その場合は標準的な価格+αで工事をされることもあるかもしれません。
全体的に言うと建物のローンと一緒に組み込む場合は少々高めになる事例をよく聞きます。
 
ただほとんどのハウスメーカーさんがアンテナに関してはノータッチの場合が多いようです。住宅とアンテナを同じようにアフターフォローするのが難しいのだと思います。
 
7.ホームセンター
これはホームセンターによってかなりばらつきがあります。
またホームセンターによっては工事担当者に一任しているところもあるので、担当者によって工事金額が変わることがあります。
工事担当者さんの間でも「え、この工事をこの金額でやったの?」ってことがあります。
同じところに頼んでも担当者によって金額が変わる可能性があるというのは少し怖いのですが、とても安くやってもらえることもあります。
僕が聞いた話でも「お客さんが○○だったから、安くしてきちゃったよ」ということがあります。気持ちはわからなくもありませんが・・
 
またホームセンターの工事の場合にはBIY(Buy It Yourself)という方式を採用しているところもあり、完全に材料費と工賃が別明細として出してもらえるところもあります。
その場合アンテナ工事の工賃はおおむね5,000円~10,000円程度であることが多く、アンテナの材料費がブースター込で20,000円~40,000円程度になるようです。アンテナの材料費はメーカー希望小売価格であったり、店頭販売価格であったりまちまちなので、確認してみるといいでしょう。
ホームセンターの工事のイメージとしては標準工事は安く、追加工事が高いという場合があります。
もちろん全てがそうだということではありませんので、お近くにあるのならば一度お見積もりを頼んでみても良いかもしれません。
 
8.自分自身
インターネットでもよくアンテナなんか自分でつけたらいいじゃないかという話を聞きます。
特にアナログ停波直前では新興企業などを中心に高い金額で工事をおこなったり、一般的な価格で工事を行っても、材料が通常より低廉低級なものであったり、また単純に工事が混んでいて待たされてしまうこともあるという状況などもあり、ご自身でつけようという話を多く聞きました。
 
単純にアンテナを設置するということだけで言えば、ものすごく難しいこととは言いませんが、適した材料を用意することがまず難しくなります。
安くそろえられたからと言ってオーバースペックなアンテナで設置することは、設置面への負担になることもありますし、設置の難易度が上がります。また安全に、高耐久性を持たせ、高品質な工事となると一般の方(経験の少ない方)では難しいと思います。
またアンテナの方向などに関してはアナログのアンテナと違い、適当に方向を合せたのでは品質の差が大きく出てきます。
正確、高品質な設置には工具も色々と必要になってきます。
 
例えばアンテナの電波測定器は場所によっては高性能型を使わないと難しい場合もあり、当社で使用しているものは概ね25万円程度の機械となります。
特殊な場合を除き、ハンディタイプの計測器でも十分ですが、それでもきちんとしたものは5万円前後の機械です。
これだけで既に通常のアンテナ工事代を超えてしまっていますから、きちんとしたアンテナをたてたい場合は自分自身で行うことになかなかメリットは見いだせませんね。
参考までに通常の屋根上で工事をする際に弊社で一般的に使われる材料の一覧を紹介します。
アンテナ屋根馬 NAT-1Z(溶融亜鉛メッキ)または同等以上品(亜鉛メッキ等) M価 2,793円
アンテナマスト CMZ-18-Bまたは同等以上品 M価 3,570円
支線固定用リング GRK-32N M価 300円
アンテナ支線 1.4mmステンレスワイヤー M価 10,500円(200m巻き)
支線アンカー WA6504-SP相当品 M価 2,478円
20素子UHFアンテナ USA25D もしくは U-W25 M価 6,279円もしくは7,035円
ブースター BU33L2 もしくは DU35M M価 12,900円もしくは14,175円
アンテナ線 S-5C-FB M価 5,082円
F型コネクタ―(コンプレッション) 5C用(7個) M価 735円
防水用自己融着テープ M価 1,575円程度
ビニルテープ M価 126円
結束バンド インシュロック M価 1,575円程度
一成分形シリコンシーラント M価 1,575円程度
ステンレスコーススレッド M価 省略
アンテナマスト保護キャップ M価 省略
余ってしまう材料もありますが(アンテナ支線など)これ以外にも使うものが都度出てきます。
ここまでの材料をメーカー希望小売価格や相当金額で計算すると・・・46,695円になりますね。
もしすべてが送料無料で半額で手に入ったとしても23,347円となります。
あくまで計算上の話ですが。
(記載の金額は2012年9月現在のものです)